CEDEC2013 3日目

CEDEC2013の3日目に参加してきた。

http://cedec.cesa.or.jp/2013/

 

ゲームとはなんだろう?

僕は子供の頃ひたすらゲームをした。それしかすることがないかのように。

誕生日に、クリスマスに、こどもの日にプレゼントの全てはゲームに費やされた。

ネトゲもやった。高専の頃RED STONEにハマった。平日は授業後研究室で2時間プレイ。土日になれば朝6時に食料を持って学校の研究室に行き、夜の6時までブッ通しでプレイ。これを半年は続けた。お陰で卒論は悲惨なものになった。大学に入ってからも懲りずに続けた。お陰で朝の必須授業に4回遅刻し留年。僕の人生で最も後悔した出来事だった。

ゲームとはなんだろう?何故僕たちはゲームをするのだろう?

大人になって気がついたことは時間とは限られたリソースであるということだ。子供の頃より少しだけ経験を積むことで「死」がどういうものか、それが自分に起こるのはそう遠くないと考えるようになった。社会人になってからゲームのプレイ時間は激減した。しかしまだ僕は毎日のようにゲームを続けている。テレビを買わないようにしているのもあってプレイの場は携帯ゲームに移行していった。PSP、DS、そしてiPhoneゲームだ。しかも気がつけばソーシャルゲームを作る会社に入っていた。

ゲームとはなんだろう?ゲームすればバカになる?限りある寿命の浪費?ゲームから何を得た?何を学んだ?もしかして何もなかったんじゃ?子供の頃の思い出がほとんどゲームで埋まっている感想は?

ゲームは楽しい。娯楽だ。自分のためになるようなものではない。エンターテイメントだ。自分の指先の操作でバーチャルの世界の自分が跳ぶ、斬る、魔法を放つ、世界が変わる。そこには手軽に得られる快感がある。楽しさがある。面白さがある。

ゲームをやり続けたプロゲーマー梅原大吾がいる。著書を読んだけど大変な人格者であるように感じた。ゲームを娯楽から人生の目的に昇華しているかのようだった。

娯楽、プロスポーツも娯楽だし映画も娯楽だ。世界は娯楽で溢れている。リーナス・トーバルズは著書「Just for fun」で、どんなものでもたどる道は同じで「生存、社会性、娯楽」へと変化するという法則を語っていた。

人生は楽しまなければソンだ。みたいな風潮があるけれど、容易に楽しみを提供してみせるゲームに魅力がないはずがないと思う。