始まりはfacebookだった。
facebookでシェアされた何気ない動画。
普段なら「へ〜」で終わってページをスクロールすることがほとんどだけど、この動画だけは違った。
その動画を再生してから8分間、じっと見続け、再生が終わった瞬間二周目を開始した。
8分間のアニメと音楽が流れるだけの動画にこんなに心を奪われたのは初めてだった。
情報量、ネタのストライク感、音楽、何もかもがすばらしい。
これぞクリエイティブ。これぞコンテンツ。そんな感動がずっと僕の中をめぐり、次の日も続いた。
これがその元になった動画だ。
ネタバレ
ここからは動画を見たことを前提でネタバレをガンガン話す。
事の発端は
Leslie Waiというミュージックアーティストが発表した曲を、Guy Collinsというオーストラリアのアニメアーティストがyoutubeで発見し、ミュージックビデオを作ったという流れのようだ。
ここまでヌルヌル動くアニメーションがおそらく個人?で作られてるのもスゴイ。
詳しくは知らないが、数々の作品を発表されているのでおそらく著名な方なのだろう。
こちらに投げ銭すると、動画中に登場した説明書や音楽、シークレットエンディングなどが入手できる。
シークレットエンディングはゲームの世界に自分も参加すると言えば聞こえはいいが、プレイは正直おすすめしない。
最後まで見たが、大変な時間と労力を割く割には得られるものがなにもなかった。
しいて言うなら「7a」は「z」、「6f」は「o」を表すということを覚えたぐらいだ。
ただの投げ銭と考えよう。
ループもの
ループものというのは様式美というかジャンルと化しているけど、ループものはゲームと同じ、アクションゲームはループものだったんだと気付かされた。
ループものといえば知ったかするつもりはないので僕の知っている範囲だと、Dグレのミランダ編、エンドレスエイト、まどか☆マギカ、All need is killなどがある。
ゲームではアクションゲーム全般、ブレス オブ ファイアVも死んでおぼえて強くなるという点ではループものっぽい。(ブレス オブ ファイアVは僕のもっとも好きなゲームだ)
映画ルーパーはループもののようでループものではない(これも素晴らしい映画)
作りこみ
細かいところも作りこまれているのもいい。
最初の玄関の裏にはあるのはこの絵だろう
男性がゲームを始めると、テレビ画面に一瞬ラスボスが映り込む。
随所には日本語が散りばめられている。
映画マトリックスでもそうであるように、日本語は謎めいたものだったり、文字化けによって出てくる奇っ怪な物を象徴していたりするのだろう。
タイトル「孔明の罠」はどこが最初かわからないが、おそらくニコニコ動画のゲームチャンネルだ。
スーパーマリオメーカーが発売されるはるか前からマリオは"改造"されてきた。
そして初見殺しのトラップは「孔明の罠」としてしたしまれ、空中に突然現れるブロックはあまりに有名だ。
このブロックも、主人公が連続して死ぬ場面をよく見ると登場している。
また、動画作者自身も改造マリオのTAS動画を上げていることからなかなかのゲーマーだと思われる。
彼氏の攻撃を受けて飛ばされるシーンの裏側には「エアーマンが倒せない」の歌詞が描かれている。
おわり
なによりシンプルな絵柄ながらも決してあきらめない彼女の姿勢に、僕は感動したのだった。
素晴らしい動画コンテンツを作ってくれた作者に敬意を評し、ダウンロードパッケージ$5+作者へのチップ$5+このブログを書くことで貢献としたい。
thank you for never give up -