- 作者: ウォルター・アイザックソン,井口耕二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/10/25
- メディア: ハードカバー
- 購入: 58人 クリック: 5,321回
- この商品を含むブログ (346件) を見る
アメリカいってきた
会社のイベント?でNYとSFの合計11日くらい連れて行ってもらえた。過保護システム。
観光半分、IT系企業(Particle,Google,Twitter,Heroku等々)の見学とか半分でアメリカの文化(のほんの一端)に触れてきたので、偏見たっぷりな感想をまとめる。
全部でかい
ブルックリン
マンハッタン
NYの感想だけど、建物が日本人とアメリカ人のガタイ比以上にデカイと思う。横にも縦にも奥行きも全部。
道路は広すぎて路駐用になってるからガレージなるものがない。一区画が広いので建物も広いし気分も開放的になる。土地も広いのでいくら建てても余りある。
思うにアメリカでは「外に出ていこう」という気持ちが大きい気がする。どんどん外に出て行って、新天地を開拓していく。日本は土地がないかというとそんなことは無いだろうし、東京はどこもかしこも人でいっぱいだ。
日本は小さく集中していてコントロールしやすい世界。アメリカは広く拡散していて多様性がある世界。そんな感じがした。
クローズ対オープン
Apple Infinite loop
Google 43
思うにこの差は移民を受け入れているかどうかだと思う。
行き帰りの飛行機でジョブスの伝記を読んでいて、アップルはクローズなコントロールされた世界。マイクロソフトやグーグルはオープンな多様性のある世界として対比されていた。
ちょうどこのクローズ対オープンな関係が日本とアメリカとも近い気がした。
クローズな世界はコントロールしやすいので治安がよく、いろんな分野の連携が取りやすい。 一方で考えが画一的で視野が狭くなりやすく、差別意識があったり助けあおうという気持ちが低かったりする。
オープンな世界ではコントロールが難しく治安が悪くなり、コミュニティが分散して「ここが嫌なら別のところに行きな」状態になる。一方で色んな角度から考えが集まるし視野も広くなりやすい。差別意識のあるものは生き残れず、助けあう気持ちが高い(助け合わなければ生きていけない)。
日本の電車内では誰もが無言で携帯を見つめ、財布を落としても交番に届けられる。
アメリカでは電車内では他人同士が「どっから来たんだ」とやたらと声を掛け合い、道端で殴られて携帯を盗まれたりする。
日本も移民を受け入れれば、アメリカのようになりうるのかもしれない。 それで発展して治安が悪くなるのがいいことなのかわからないけど、社会はこんなにも変わってしまうんだなと思った。